日本人が「外国」という言葉で思い浮かべるそんな光景があたりまえに存在する世界、それが北欧。
ここ数年、もはやブームと言っても良いくらい大人気で、メディアでも頻繁に取り上げられていますよね。
私ももちろん大好きです!
むしろ中毒かもってくらい。
10年近く続くこの北欧熱の要因について書いてみたいと思います。
北欧の魅力その1:現地の人がとにかくやさしい!
北欧が最高の旅先として、そして憧れの地となった、第一の理由はこれです。
そもそも北欧熱のきっかけが、ロシア留学中にクリスマス休暇で格安ヘルシンキーストックホルム周遊ツアーに参加したときに、フィンランド側の国境警備隊の方のやさしい笑顔付の「Welcome & Merry Christmas!」という言葉でした。
当時、愛想笑い皆無のロシア・サンクトペテルブルクで3ヶ月を過ごし、自覚がありませんでしたが、私はすっかり他人のやさしさに飢えていました。
サンクトペテルブルクから2時間ほどバスに揺られ、車窓の景色はもっさり雪を乗せたおどろおどろしい針葉樹林ばかり。
さらにロシア側国境でしばらく待たされたうえに、とても怖い顔をした大柄なお兄さんに詰問口調でパスポートチェックをされ、身も心も冷えきっておりました。
そんなとき、フィンランド入管でのおじさんの素敵な笑顔だったのでとにかく染みました。
その後、ヘルシンキでもストックホルムでも街で通り過ぎる際に、まったく知らない人同士なのに「Merry Christmas!」と笑顔で挨拶され、もうすっかり有頂天。
旅行中に出会ったフィンランドとスウェーデンの人々のあたたかなやさしさにすっかりやられてしまったのでした。
2泊3日のツアーの最終日にロシア行きのバスに乗ることがいかに辛かったか。
(その後、ロシアの良さもわかり、今ではロシアも大好きですが。)
それからも数回フィンランド、デンマークを旅行しましたが、お会いできた方々はみなさん親切で、おおらかで素敵な方ばかりでした。
デンマークでは英語のできないおばあちゃんが、道に迷っていたら、バスに一緒に乗ってくれたこともありましたし、大学生が自分の自転車の後ろに乗せてくれる、なんて日本でもありえないようなこともありました。
もちろん北欧にだって悪い人はいると思いますが、私は幸運にも嫌な気分になるようなことには遭遇していません。
移民の少ないヨーロッパの国ではアジア系/日本人ということで、嫌な思いや疎外感を強くさせられるような出来事が起こりがちですが、これまで訪問した北欧3カ国(デンマーク、スウェーデン、フィンランド)ではあまり感じることはありませんでした。
私も北欧で出会った人々のような、人をやさしく受け入れられる人になりたいと思い、日々精進しております。
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