2014年1月25日土曜日

"The Art of Living"

英語の学校の宿題でTIMEの"The Art of Living"という記事を読みました。
内容は大雑把に言うと「クリエイティビティは年を取ればとるほど良くなる可能性が大きくなり、またそれを生かして好きなことをすると寿命が伸びる」というもの。



その例として、建築家のフランク・ロイド・ライト (76歳でNYのグッゲンハイム美術館の設計を開始し、その後13年間設計を続け、91歳で他界)や、画家のゴヤ(70代から名作を多数制作)、ゲーテ(ファウストを81歳で完成)などが紹介されていて、その理由は脳の老化によって左脳と右脳の相互補完が強化され、そこで創造的な発想やひらめきが得られるようになるということでした。

寿命が伸びることについては、多分に精神的な要素によるところが大きいようで、とにかく好きなことをやって、生き生きしている人は鬱屈としている人に比べ、30%近くも病気になるリスクが少ないという研究結果も出ているそうです。
これは記事を読む前から、聞いたことのある話ですし、実際身近なところに祖母という良い例がいます。

私の祖母は80歳になって、ずっとやってみたかった色鉛筆画の教室に通い始め、それから6年夢中で絵を描いています。
絵を描いていると時間も忘れるそうで、あっと言う間に夕方や夜中になっていて驚くことがままある、というので、こちらが驚きます。
本人は絵を描くために、毎日のくらしの中でも「あの夕焼けは何色を混ぜると出る色かしら」、「絵の題材を探しにちょっと遠出しようかしら」と本当に楽しそう。
まさにこういう好循環が寿命を伸ばすんだろうと記事を読みながら思いました。

別に取り組むことは、絵や音楽、デザインなどでなくても良いんだそうです。
記事によると、日々の仕事でも楽しんでやることで寿命は伸びる。
ストレスにばかり意識を向けていないで、せっかく毎日長時間やるのだから、できるかぎり楽しみを見つけて、創造的に取り組むことで、将来おまけの時間がもらえるならいいですよね。





0 件のコメント:

コメントを投稿