2014年1月16日木曜日

取り付かれて10年!北欧熱の原因を探る。その②

10年前、フィンランド国境で入管のおじさんに微笑まれて以来、すっかり夢中になっている北欧の魅力について、今日も書きます。
本日のテーマは、北欧人気の核ともいえる、北欧デザインです。


北欧の魅力その②:北欧デザイン(Nordic Design)

北欧といえば、そのハイセンスなデザイン!
ILLUMUS, Fritz Hansen, marimekko, IKEA, Tiger Copenhagenなどの現地からの直営店でなくとも、最近では日本中のお店や百貨店でもたくさん北欧デザインの商品を見ることができます。

北欧の人たちがこんなにデザインにこだわる理由は、寒くて長い冬の間、家族と過ごす家の中を楽しくするため。
そのため、北欧デザインの多くは、冬には雪におおわれてしまう植物や自然にインスピレーションを得たものが多いのも特徴です。
そして、marimekkoに代表される鮮やかな色彩。
雪で白く染まった街ではあの鮮やかな色はとっても映えるに違いありません。

あらゆるものに及ぶ北欧デザイン。
そのなかでも私をもっとも夢中にするのは、北欧家具です。
フィンランドのアルヴァ・アアルト、デンマークのアルネ・ヤコブセン、ヴェルナー・パントン、ハンス・J・ウェグナー、スウェーデンのブルーノ・マットソンなどそうそうたるデザイナーが生まれていますが、私がいちばん好きなのは、フィン・ユールです。


フィン・ユール(Finn Juhl: 1912 - 1986, Denmark)

フィン・ユールはコペンハーゲンに生まれ、デンマーク王立美術大学を卒業した後、北欧家具の黄金期、20世紀中期に家具デザイナー、建築家として活躍しました。
彼の作品の魅力は、美しい曲線と考え抜かれた美しさ。
彼の代表作でもある「No.45」は「世界一美しいアームを持つ椅子」といわれます。

                                            No.45


No.45のような椅子も好きですが、私が大好きな彼の作品は、「ペリカンチェア」「poet」のようなファブリック張りの椅子。
とにかく丸みをおびたフォルムがかわいいんですもの!
いつかきっと自宅にお迎えしたいと思っています。
今はまだ手が届かないけれど、いずれきっと。

                                          BO64


岐阜県高山市家具メーカーキタニさんの敷地には、一昨年の2012年、フィン・ユール生誕100周年の際に、フィン・ユール自邸が忠実に再現されています。(高山フィン・ユール邸

コペンハーゲン郊外のオードロップゴー美術館の敷地内に、彼の自邸が移築されているのも3年前に見ていますが、高山フィン・ユール邸と本家とは間違い探しくらいの違いしかありませんでした。
キタニさんでは、一般公開もされていますので、ぜひ一度ご訪問ください。
なんとフィン・ユール邸のリビングでfika(お茶)までできちゃいますので、オススメです。





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